教育ゾーンでの色彩


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保健室の色彩プロジェクト

学校が凶悪事件の標的となり、安全な場所という認識が崩壊しはじめています。

不登校、保健室登校も根の深い社会問題のひとつです。
児童、生徒本人と、その背景までも引き受けざるを得ない状況の中で、打開策を見いだすのは容易なことではありません。
生徒たちが、それぞれの気持を持って逃げ込む保健室やこころの教室。そこは今、彼らにとって校舎内で唯一の場所となっています。

しかし、その室内は子供達の受け皿としての使命をはたしているとは思えない、間にあわせの無機質さが漂う空間であるというのが現状です。
風景を持たない場所は、収容所と化してしまう場合があります。
その空間を効果的に、しかも問題が緩和する方向へ進めて行くためにも、『色』の演出が不可欠となります。
私たちの感情を表す『色』は言葉を持っています。それは真実と迫力を感じさせ、無意識のうちにも行動に大きな影響を与えていきます。